郷に入れば郷を従えろ! [雑記帳]
昨日は、壊れたカメラを修理に出すために、メーカーのサービスセンターを訪れました。
先日も記事にしましたが、この国では物が壊れた場合、一部を除いて、保証期間内であれ自分で
各メーカーのサービスセンターに持ち込んで、修理を依頼しなければなりません。
買った店に相談しても、答えは、サービスセンターに持っていけで終わります。
冷蔵庫や洗濯機などの大物の修理の場合は、自分でサービスセンターに電話して、わざわざ家に
来て貰わねばならないのです。
買った店が引き取りに来て、修理後また配達してくれるなど、夢のまた夢ですね。(笑)
この国では、この流儀で通用します。
勿論、大手の日系メーカーでも同じですね。
販売店が、直接の責任を負わなくて済むようになっているのでしょうか?
まあ、反対に日本のシステムそのものが、異常に質が高すぎるのかも知れません。
各メーカーとも、製品の優劣の他に、サービス面で競ってきた経緯があります。
ここでは、そういう所までの配慮は要らないのですな。
売ったら売りっぱなしが、まかり通る国だということです。
不便ですが、これが現実なのですねえ・・・
リスク回避と合理化は、何処の国の商売でも基本は同じでしょう。
必要とされてない国に必要とされないサービスを持ち込むには、相当なリスクを伴います。
所謂、『日本のサービスをフィリピンで!』、ですかね?
日本食のレストランが本格的な和食を提供しようと思えば、食材の殆どを日本から持ち込む必要が
あり、コスト的に高く付きます。
反対に、TOKYOTOKYOのような日本食もどきのレストランの食材は、ほぼ100%現地産でしょう。
しかし、あの集客力は只者ではありませんぜ。
何処の店も、時間時には沢山のお客で賑わっています。
フィリピン人の嗜好性に合わせた味なので、それも当然ですね。
そうなると、本格的和食レストランは、一部の日本人、若しくは華僑やフィリピンの富裕層の為の
ものということになるのでしょうね。
それはそれで需要があってのことなので、商売としては成り立ちます。
では、ビジネスとして成功しているのはどちらでしょう?
何を以って成功というかは個人の判断でしょうが、規模から言えば断然前者でしょうね。
郷に入って、郷を制したのでしょう。
オーナーは日本人ではないのでしょうが、日本人が味のコーディネートをしたと聞いています。
話は変わりますが、実は私は、『郷に入れば郷に従え』という言葉は最近嫌いになりました。
何だか、負け犬になったような気分になるのですわこれが・・・(苦笑)
この国で成功を収めているというか、政財界まで牛耳っているのは華僑です。
彼らは、郷を完全に制し従えました。
従ったのではなく、従えたのですな。
それには、郷の習性を徹底的に利用しましたね。
日本人から見れば、非道なことも多くしたでしょう。
善悪を別にしても、日本人ならとても真似が出来ないでしょうね。
反対に、真似が出来ないから、日本人はこの国で成功しないだともよく言われます。
この言葉には反発もあるのですが、確かに郷に従ってばかりでは変化がないような気もします。
『郷を制し従えるのだ』、という気構え位は、自分を奮い立たせる意味で必要かも知れませんね。
しっかし、昨日のCanonの受付のオネーサンは、マジ可愛かったっすよ!(爆)
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