フィリピンを掘り下げる その1 『火災編』 [検証]
この国の火災原因は、主になんでしょうか?
よく聞くのが、まあ漏電ですね。
これは、配線等に問題があることになります。
家の外までは、電力会社がやりますな。
但し、家の中は誰が工事をするかはある意味自由です。
まあ、大工のおっちゃんが、家を建てる片手間にやっているのもよく見掛けますわ。
若しくは、町の電気屋さんでしょう。
ド素人に毛が生えたような俄電気技師は、この国には沢山存在します。
こういう人達が工事するのですから、漏電が起こるのも無理は無いですね。
さて、この辺の事情に非常に詳しい、M氏という方に詳しく話を聞きました。
M氏は、以前某大手家電メーカーの品質管理を長年されていて、電気のエンジニアでもあります。
では、何故に漏電事故が多いのか?
1.配線を専門技師が行わない。(先述の通り)
2.配線同士の圧着を行わない。(銅線と銅線を結んでテープでくるんで終わり)
3.その銅線その物がお粗末。(不良品ではないが、低品質で寿命が短い)
4.ネズミが多い。(低品質の銅線は直ぐに温まるし、彼らはそういう温かい絶縁物を好む)
5.ブラウン管TVが多い。(電圧の高いブラウン管TVのプリント基板等に埃が溜まっていた場合、突然
のスコールなどでそこに湿気が襲ってきて、トラッキング現象を引き起こす。)
以上ですが、これらは気候や風土による原因と、法整備がなされて無いからだとM氏は言います。
不良品ではありませんが、低品質の品物ばかりを売り捌くビノンドの商人たち・・・
そのお粗末な商品をお粗末な技術で扱う、これ又素人の電気技師や盗電専門家・・・
まあ、こうなると漏電など、起こるべきして起こる現象ですな。
さて、火災の代表的な原因には、あと放火もあるでしょう。
有名な話では、不法居住民地域の強制排除ですね。
土地の持ち主などが、人を雇って放火させます。
この場合、消防署にも予め付け届けがなされていて、焼け頃合いを見計らって消火に当たるのだと
聞いたことがありますが、真意の程は分かりません。
本当なら、恐ろしい話です。
先日のバクラーランの商業施設の火事では、保険金目当てと新規ビル建設のために、施設の持ち
主が子供の火遊びを装って放火させたと、近所では噂されました。
こうなると、住むところも、そういうことを考慮に入れて住まなければなりませんわ。
古い商業施設や不法居住民地域が近い場所は、極力避けねばなりませんな。
・・・て、バクラーランはそのど真ん中ですけどね!(瀧涙)
月曜日ですぞ、出勤前には必ずここを押してから出掛けましょう!(爆)
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