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善か悪か、誰が決めたんじゃい? [雑記帳]

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善と悪は、紙一重とも云いますな。

こういう、哲学的なことに属する言葉の比喩の論議にはあまり関心はないのですが、今日は、一方的

に私の意見のみを述べさせて下さいね。


先ず、善悪の観念とは、育った国や環境によっても、捉え方が変わってくるものと私は推測します。

キリスト教徒にはキリスト教徒の立場があり、イスラム教徒には彼らなりの立場がありますね。

日本は仏教徒が多いですが、それらの影響を受けたと思われる道徳教育を、幼い頃から受けますな。


所謂モラルという奴ですが、この言葉を、この比国にそのまま当て嵌めようとすると少し厄介です。

時間を守るという観念は、世界中で、ほぼ日本とドイツだけに当て嵌まると言う話を聞いたことがありま

すが、実際はどうなのでしょうね?


この言葉をそのまま信じるならば、時間を守るというモラルは世界標準ではないということになります。

でもまあ、少なくとも悪ということではなさそうですな。

こう書くと少し語弊がありそうですが、これに類似したことなど、この世の中には沢山ありますわ。


この国には、誕生日や結婚披露宴、果てはクリスマスや正月のお祝いなどに招待されていないにも

拘わらず、勝手に来て飲み食いをする人々がいますが、これは悪いことなのでしょうか?

この国の人に言わせれば、これは恐らくノーですね。


自分の誕生日を祝って呉れる人を饗すと言う事に、全然抵抗がありません。

例え、招かざる客であったとしてもです。

一部の富裕層を除き、この国の大半の人々は、施す事にも施されることにも慣れているようですな。


施される側は、弱い立場の人間として、それを半ば権利のように主張することがあります。

所謂、お金に余裕がある者は、無い者に施すのは当たり前ではないかと言う論理ですね。

人からお金を借りて返さないのも、自分は施しを受ける立場の者という、割り切り方があるのでしょう。


それでも、借金が返せなくて恥ずかしいとよく言いますが、一度その言葉を自分の口から発すると気

が楽になるのか、その後は再び平気で借金を申し込んで来る輩(やから)もいますな。(苦笑)

借りたら返すは当たり前、恩を仇で返すは悪だと教えられた日本人には、到底理解が出来ませんわ!


彼らは、自分達は弱い立場の人間だからと主張して、施しを受けて当然という権利を、あくまでも行使し

ているかのように見受けられます。

巷でよく聞く、言い訳の多さについても又然りですね。


自分の立場を有利にしようとする自己弁護の中に、自分は救われるべき弱い立場の人間なのだからと

いう心情が、暗に見え隠れしているような気がします。

先日の記事に書いたOFWの親戚援助の件、助けて貰ったのに返せない理由はここにありますね。


弱い立場の人間としては、援助する方に回るという行為は、自己保護の前提を崩して仕舞います。

相手は、いつでも海外に働きにいける有望な若者ではありませんか?

一度は、自分達より優位に立った癖に、援助返しを要求するなどとは虫が良さ過ぎる・・・


そこまで思うかどうかは分かりませんが、自分は弱い立場の人間だという心情が、クラブメンタリティを

育てている要因に思えてなりません。

先日の葬儀賭博の件もそうですが、善悪の判断はこの場合非常に困難です。


衣食が足りてきてこそ、人々からモラルも生まれましょう。

この国の今一番の課題は、弱い立場の人間をこれ以上増やさないことだと思います。

モラルの低下する一方の日本もそうですが、官民一体で、真の弱者救済を目指すべきでしょうね!


1日1善、今日はここを押しましょう!(爆)
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