フィリピン移住を考える・・・その⑬ 『ビサ』 [移住]
ビサの種類や取得方法については、色々な情報も溢れていますし、ここでは触れずに置きます。
ちなみに私のビサは永住です。
まあ、嫁若しくは旦那がフィリピン人であれば、条件が揃えば誰でも貰えます。
但し、最初の1年間は仮永住で、1年後に本永住の申請をする形を取りますが、業者などに頼むと、
料金はそれなりに掛かりますね。
時間と暇がお有りになる方は、ご自分で申請されるのが良いでしょう。
リタイアメントビサなど一部の方を除いて、移住されてこられる方の殆どが配偶者がフィリピン人だと
思われます。
勿論、配偶者がフィリピン人でもリタイアメントビサは取得できますよ。
但し、リタイアメントビサ保持者が仕事をする時は、別に労働省からの労働許可が必要になります。
これが、結構厄介なんですわ。
1年毎の更新ですし、少し時間が掛かります。
会社がやってくれる所は良いのですが、自分でやるのは少し面倒くさいですね。
その点、永住ビサは労働許可が要りません。
何処でも何時でも、働くことが出来ます。
問題点を云えば、配偶者と別れると永住ビサが取り消されることです。
まあ、奥さんや旦那さんとは、出来るだけ仲良くやりましょう。(笑)
さて、前回もお話した上記の写真の外国人登録証ですが、最近では注意が必要です。
最初は記載されていなかった有効期限が、5年に変更になったと云いましたが、日本など国外に
出掛けてしまった間に期限切れが生じると、どのようなビサであれ取り消されます。
これは、日本でも同じですね。
フィリピンだから何とかなるというのは、最近ではあまり通用しなくなってきました。
まあしかし、未だに大部分は何とでもなりますがね。(苦笑)
在外フィリピン公館でも、この更新手続きは出来ません。
フィリピン国外から出る場合は、外国人登録証の有効期間に注意しましょうね。
移住されてこられる方は、前もってビサの種類や取得方法を確認してからお越し下さい。
全てをご自分の頭に置いておかないと、配偶者任せでは後で後悔しかねません。
数年前のお話です。
私が勤めてた会社が、永住ビサ保持者の日本人を募集したことがあります。
その時は私が担当となり、多くの電話やメールを受け取りました。
『もしもし、募集をみて電話したんでおますが、まだ大丈夫でっかあ?』
『はいど~ぞ、まだ間に合いますよ、ところでビサはどのようなものをお持ちですか?』
『えっ、ビサが要るんでっか?、実は私オーバースティでビサがありまへんねん。』
電話の主は、あっけらかんと仰います。
『あの~う、ビサがないと働けないのですが・・・』
『ええ、そうなんですか?、私の友達も、ビサなしで沢山働いていますよ。』
『・・・・・・・・・・・・・・・』
『で、仕事は簡単なんでっか・・・?、私身体が弱いもんですさかい肉体労働はあきまへんねん、
で、給料はお幾らでっか?、ええっ◯◯ペソだけ?、まあごっつう安っいでんなあ・・・』
『実は私ねえ、嫁さんに逃げられて今お金がないんですわ、最低でも10万ペソは貰わんと生活も
でけへんのですわ、何とかなりまへんか?、ビサなんか要らんでっしゃろ、ねえあんさん、歳は60
ですがわてはまだまだ働けまんがな、兎に角何とかしておくれやっしゃー』
相手は、もう言いたい放題です。
『ビサを取得してから、再度ご連絡下さい・・・』
私は、そう言って電話を切りましたが、何とこの手の類の電話があと数件はありました。
無計画ほど、恐ろしいものはありません。
自業自得とも云えますが、この国では『一寸先は真っ暗闇』です。
他山の石として、自分を戒めたいですね。
飲まなきゃな やってらんねえ時も有るんだよ!
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