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フィリピン 分離、分権国家を考える・・・ [検証]

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少しだけ、固いお話をします。
マニラ首都圏の人口は、現在、約1,200万人も居るそうですな。
総人口の13%が、国土の0.21%にすぎないこの地域に集中し、1k㎡当たりの人口密度が、全国平均
の62倍、19,137人に達しているそうです。

それに比べて、東京都は、人口約1,335万人
まあ、人口密度は、似たり寄ったりかも知れません。
でも、車の保有数は全く違いますね。
国内にある車両のほぼ3分の1、1,210万台がマニラ首都圏に集中しているようです。

一方東京は、マニラなどと比べ、他の交通手段が遥かに良いのでしょう。
自家用、事業用合わせて、350万台しか無いようです。
マニラがいかに渋滞が酷いのかという理由が、これで理解できますわ。
しかし、ここも日本と同じように、車庫のない車は保有を認めない法律が、近々に出来ると聞きました。

もしかしたら、これから、駐車場ビジネスは、益々と発展するかも知れません。
モールをぶっ潰しても、駐車場だけで十分な収入が有りそうです。
さて、本題に入りましょう。
この国は、首都圏中心の政治を敷いています。

分離分権主義が、この国の掟だから仕方が無いのかもしれませんが、台風等災害が度々起こるにも
拘らず、どうも中央政府の動きが、今一つ鈍いような気がしてなりません。
台風被害の復興についても、遅々として進まないのが現状です。
では、何故このような体制なのでしょうか?

考えるに、地方のインフラ整備は、首都圏に比べ常に後回しです。
急激な人口増加に、インフラ整備を追い付かすのですから、どうしても首都圏優先になるのでしょうが、
過度な人口過密化は、持続的経済成長を、鈍化させてしまうと言って過言では有りません。
益々、置き去りにされる田舎に住む人は、こういう現状に、どう考えるのでしょう?

ならば首都圏で暮らすのだ、そう思って、どうにかやって来ようとする人々が、後を断ちません。
これで、益々、首都圏の人口過密化が促進されるわけですわ。
私にしても、地方のこういう現状を見ると、そこには、絶対に住もうとは思えなくなります。
台風が来るたびに、一ヶ月も二ヶ月も停電が続くのなら、嫌になるでしょうね。

しかし、我が同胞も、沢山、地方都市に居を構えておられます。
不便を不便と思わず、暮らしておられる方も、随分といらっしゃることでしょう。
まあ、気持ちの持ちようなのかも知れません。
しかし、魅力ある地方づくりを、是非早期実現で、可能にして貰いたいものですね。
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