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フィリピン移住を考える・・・その⑨ 『冥途さんを雇う・・・』 [移住]

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幾ら募集しても、こんな可愛い冥土さんなど来やしませんぜ旦那!(笑)

この国で冥土さんを探す場合、一番手っ取り早いのは、やはり奥様の親戚筋やその周辺です。

曲がりなりにも他人が家に入るのですから、万が一のことも考慮に入れねばなりません。


ある意味、この国で冥土さんを雇うというのはステータスと思われるので、私の場合は、嫁の面目を

多少考慮する意味で、仕方なく雇っている感がありますね。

それはさて置き、この冥土さん達・・・


仕事もするのですが、少々悪戯(わるさ)もします。

勿論、誰もがそうだということではありませんよ。

でも、私の経験も含め多数の人からも伺いましたが、手癖の悪い冥土さんの数は少なくないようです。


時には、『引き込み』という手口を使いますね。

先ずは、金持ちの家に冥途として住み込み、真面目に働くふりをしながら数ヶ月働きます。

その間に、雇い主の行動パターンであるとか、何処にお金や宝石類を隠しているかとかを探ります。


その後、雇い主の居ない時を見計らって、外部からの侵入者を手助けをして家に招き入れた挙句、

出来るだけありったけの物を盗んでどろん・・・

このパターンは、非常に多いですな。


話によると、一部のシンジケートがこういう手口で動いているとも言われています。

中には、『急ぎ働き』もあるようで、住み込んで3日位で、盗みを働いて逃げるつわものもいますね。

まあ、これらの多くは組織で動いているのではなく、いわゆる『一人働き』なのでしょう。


あとシンジケートの場合は、子供の誘拐も多いです。

まあ、子守で雇われた人は、誘拐などは容易いでしょうね。

散歩に出かけるふりをして、そのままドロンで済みますから・・・


しかし、高級住宅地ではそうはいきません。

何故ならば、入り口出口には必ずガードマンがいるからです。

物の出入り、人の出入りなどは厳しくチェックされます。


誘拐を企む者なら、先ず最低でも半年以上は勤めないと疑われるでしょう。

中には、3年以上も働いていたのに、雇い主の子供を誘拐した冥土さんもいました。

日頃からの雇い主への不満から、犯行に至ったのかも知れませんね。


まあ、こういう短絡的な犯行は比較的早く捕まりますが、以前、怒りに任せて、マニラ湾に子供を

捨てた冥途さんもいました。

雇用主は、余程冥土さんから恨みを買っていたのでしょう。


こちらでは、まるで奴隷のように使用人を扱う雇用主も珍しくありません。

日本より、上下関係は変な意味厳しいです。

逆に言えば、フレンドリーな態度だと、とことんまで甘えて来られます。


この辺の見極めは、非常に大切ですね。

厳しくも甘くもなく、しかも、一線を引いて冥途さんとは接したほうが良いでしょう。

これは、運転手さんなど他の使用人にも言えることですが、これも、一種の慣れですね。


何人か雇って失敗してみないと、身に付かないかも知れません。

例え良い接し方をしていても、辞めるときには辞めてしまいますし、盗む時は盗まれてしまいます。

まあ、一番確かなのは、誰も雇わないことですな!(爆)


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