SSブログ

フィリピン移住を考える・・・その④ 『医療 その1』 [移住]

病院1.jpg

さて、移住する前に住居を決めなければなりませんね。

この選定の仕方は後日述べますが、選定の基準の一つに、近くにいつでも駆け込める病院があるのか

どうかということも、頭に入れておいたほうが良いと思います。


私も含めて、嫁も子供も何度か病院に駆け込んだ覚えがあります。

時には、それが夜中に及ぶこともしばしばですよ。

これまでに、私が1回で嫁が4回、子供が3回程ERのお世話になりました。


特に、子供の場合は親の方が慌ててしまいますから、候補になる病院は、充分に下見をしていたほう

が良いですね。

予め、口コミやネットで評判を確かめておいたほうが良いでしょう。

病院2.jpg

さて、気になる医療費ですが、プライベートの病院はそれなりに高く付きます。

カトリック系の病院がありますが、慈善病院以外は、請求に容赦はありません。(笑)

政府系の病院は、診察料が無料でも寄付や薬代が掛かります。


特に外国人の場合、寄付して当たり前だと思われているので、それなりの用意は要りますね。

あくまでも、自国民の為に建てられた病院だからです。

まあ、不快な思いをしなくて済むよう、自分の収入に合った病院を決めて置きましょう。


普段から、自分は健康だから問題無いと思われている人ほど、ここらへんの配慮が薄くなります。

しかし、この国は日本ではありません。

誰もが、公平に医療を受けられない国と思って貰って、差支えがないですね。


行く病院の良し悪しが、自分の運命を変えてしまう場合も多いのです。

担ぎ込まれた病院の対応のまずさで、命を落としたり重度の後遺症を負った同胞は沢山いますよ。

過信は、絶対に禁物ですね。


さて、そうなると医療の質が問われます。

残念ながら、高額の医療費を払える人のみが、高度の医療を受けられるとお考え下さい。

但し、ここでいう高度の医療とは、日本でいうレベルとはかなり違います。


システムがアメリカナイズされているとはいえ、人間が少々アバウトです。

云わば、適当なのですな。(涙)

最高レベルと言われる病院でも、診察した医師によっては、誤診がしばしばあります。


診断に疑問を感じたら、小さな病気でない限り、日本に帰国して再度検査をされた方が良いでしょう。

『俺は、フィリピンで何もかも済ますんだ。』、そう言って豪語していた私の知り合いも、数年前に誤診

でこの世を去りました。


軽い病気だと思われていたのが、実は重症だったのです。

再度、病院に運ばれましたが、既に手遅れでした。

死因は、こちらの病院でよく言われる『ハートアタック』です。


一言で言えば、心臓発作ですな。

不思議なことに、こちらの病院では、何らかの原因で急死した場合、何もかもこの『ハートアタック』で

済ませてしまうケースが、非常に多く見られます。


患者の家族も、多くはそれで納得してしまいますね。

まあ、『ハートアタック』なら仕方がない。

フィリピン社会では、通念的にそう思われているのでしょう。

病院4.jpg

これは、ある病院での病院食です。

この病院では、症状にかかわらず、どの患者にもこれのみが提供されていました。

いやあ、とても食欲が湧きますね~(爆)


その2に続く・・・


にほんブログ村 海外生活ブログ フィリピン情報へ
にほんブログ村


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。