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エアコン顛末記 激怒を超えた! [生活帳]

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もう、言葉も出ませんや・・・

下見に来た業者の手先を追い返したまでは良いのですが、その後、私からその業者の女ボスに、

断りの電話を入れておきました。


『お宅はもう要りまへんわ、取り付けはこちらでやります。大体1万ペソなどぼったくりやでえ・・・』

『はあ、そうですか?、そりゃ仕方がおまへんなあ、へえ、問題などありまへんでえ・・・』

と、えらくあっさりと引き下がりました。


ところが、ぎっちょんちょん・・・

来ましたわ・・・(涙)

昨日の朝、業者が・・・(血涙)


『ちわ~す、エアコン取り付けに来ましたでえ~』

昨日の手先と、中年の職人2人の合計3人・・・

『何しに来たねん?』


私がそう問いただすと、

『へい、エアコンを取り付けに来たんでおま!』

手先が堂々と答えます。


『わいは昨日キャンセルしたはずや、あんさんところのボスに昨日そう言うたがな・・・』

『はあ、そうでっか、わいらは何も聞いてまへんが・・・』

『聞いてないもくそもないがな、早うボスに電話してみなはれ。』


それを聞いた手先は、慌てて電話をします。

『ボス、大変です、ここの客がわたいらのこと要らん言うちょりますが・・・』

手先とボスは、長い間話しをしていました。


その後、そのボスから私に電話が・・・

『あのう、キャンセルするって本当ですか?』

『何言うてまんねん?、キャンセルするて昨日言うたやんけ?』


『いや、聞いてまへんなあ、何かの勘違いでっしゃろ・・・』

女ボスは、悪びれもせずにそう云います。

私は、切れそうになるのを全力で抑えながらこう云いました。


『えげつない事言うもんやないでえ、昨日おいらがキャンセルするちゅうたら、あんさん全然問題ない

言うたやんけえ・・・』

『・・・・・・・・・・・・・・』


女ボスは、しばらく黙り込みました。

そうして、おもむろにこう抜かしやがります。

『ああ、ではキャンセルはお受けしますが、キャンセル料を頂きますよ、はい3,500ペソ・・・』


『は、はあっ?』

私の頭の中の活火山が、活発に活動をはじめました。

噴火間近です。

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『昨日の内にキャンセルしたのに、何でキャンセル料が要るねん?』

『でも、こうしてうちの人間がお宅にお伺いしました。』

『それは、あんさんが勝手に寄越しただけやん?』


『そう言われても、職人たちに手間賃払わなあきまへん、お願いやから払うておくれやす・・・』

『あ、あほ抜かさんかい!』

とうとう、爆発です。


怒りに任せて、罵り言葉を発してしまいました。

しかし、この女ボス・・・

全然、気に留める風もなく言い続けます。


『1,500ペソに負けさせて貰うさかい、払うておくれやす。』

『あかん、一銭も払う気などないでえ・・・』

『ほな、千ペソ・・・』


私の怒りが、次第に哀しみに変わって来ました。

もう話をする気力も失せました。

電話を一方的に切ると、しばらくして職人たちも帰って行きました。


電話を切ったことで、女ボスも諦めたようです。

戦い止んで、虚しさだけが残りました。

血圧を上げた分、どうやら私の負けかも知れませんね。


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