フィリピン移住を考える・・・その② 『移住後の収入』 [移住]
移住をしてくる人も、年金で生活を賄える人は良いでしょう。
こちらで生活をするにしても、収入は必ず必要になります。
まあ、何とかなるだろうというのは、少々甘いかも知れません。
1千万円位のお金でも、あっという間に無くなります。
それくらいあるのなら、銀行に入れておいた方がよっぽどマシですね。
で、良く聞く話が、『ぢゃ、サリサリでもやってみようかな・・・』です。
これが簡単なようで、そううまくはいきません。
大抵の場合、奥さんの家族に任せてしまいます。
サリサリに拘らず、多くの日本人がこの国に来て失敗する原因はここにあります。
サリサリに次いで、開業を試みようとするのがレストランです。
星の数ほど、日本食レストランが出来ますが、ほぼ数カ月も待たずに潰れて無くなります。
では、何故成功しないのでしょうか?
出資する日本人がこちらの事情を分かった上で、自らが経営するのなら話は別です。
まず、その為には言葉が出来ることが条件になりますね。
結局、言葉の壁で失敗するケースが後を絶たないのです。
言葉のできない日本人が、先ず頼りにするのは奥さんでありその家族です。
サリサリであろうがレストランであろうが、コンピュターショップであろうが、他にコネがなければ開業
するには奥さんの協力無くしては出来ないでしょう。
でも、ここで錯覚が生じます。
奥さんは現地の人だから、当然言葉は出来ますね。
しかし、商売的にはど素人ですぜ。
ある日本人は、その言葉が出来ると言うだけで、商売も出来ると勘違いします。
ここから、悲劇が発生しますね。
では、実際にこれまで私が相談に乗ったり遭遇したりしたケースの、問題点を挙げて見ましょう。
①内装を奥さんの家族の知り合いに頼んだが、予定より数ヶ月も遅れしかも当初の見積りより超えた。
②マネジメントを奥さんにさせたが、放漫経営で売上を仕入れに回さず運転資金を食い潰した。
③やたら経営者風を吹かせて、従業員が直ぐに辞めてしまった。
まあ、挙げれば限がないですが、素人だけに陥りやすい失敗とも云えます。
短絡的ですが、これで資金をなくして、泣く泣く日本に帰らざるを得なかった日本人が多いのです。
やはり、いきなり商売と言うよりは、移住後、生活を見極めるなり外で働くなりしたほうが良いですね。
腕に職があれば、日系企業で働いて見るのも一つの手立てです。
中国から、フィリピンに工場を移転する企業が増えてきていますから、今はチャンスかも知れません。
『先ずは、情報を得て自分で学ぶ!』、移住の道はこれしかないようです。
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