ピーナと結婚するなら、道徳的人格を持ちましょう! [雑記帳]
今迄は、婚姻要件具備証明書しか、必要なかったのですよね?
しかし、今後はそうは行かないようです。
新たな法案が、下院本会議で可決されたと聞きました。
その法案によると、婚約する男性が外国人の場合、
① 一定収入を確保出来る仕事に従事していることを示す、各国政府発行の証明書。
② 道徳的に立派な人格で有ることを示す証明書。
この2点の提出が、義務付けられるようです。
では、何故この法案が可決されたでしょう?
結婚後、過酷な労働を強いいられたり、売春を強要されたりとかいう事件が、背景に有るようです。
日本では、そう言う話をあまり聞きませんが、偽装結婚防止には少しはなるかもしれません。
元々、戸籍を売ろうとする男は、無収入の人間が多いです。
勿論、道徳的にも許されないでしょうなあ・・・(笑)
ということで皆さん、収入は兎も角、道徳的は少し厳しいですぞ。
しかし、誰が道徳的だと認定して、発行するのでしょうねえ?
まあ、直ぐに廃案にならなければ良いのですが・・・(爆)
マニラKTV悲話 その⑳ 新たな不安 [雑記帳]
時計の針は、日曜日の午後10時を回っている。
結局、昨夜の飲み会は、午前様になった。
福支社長の吉本は、一次会で帰ったが、残った3人でKTVに行くことになったのだ。
一次会の飲み会は、コンドの近くにあ、る日本食レストランが立ち並ぶ一角で行われた。
その後、その近くにある、『珍獣の森』というKTVに、小牧が案内したのである。
日本を出発する前夜、あれ程優二のことを馬鹿にしていた小牧だが、彼とて例外ではなかった。
夜、退屈しのぎに、優二が嵌ったというKTVの見学に、行ってみることにしたのである。
(俺は、奴の二の舞いは御免だからな・・・)
そう思っていた小牧だが、その『珍獣の森』というKTVに入ってからその認識が覆(くつがえ)った。
(ほう、結構可愛い娘がいるなあ・・・)
そう思って、指名した娘がいけなかった。
小牧は、自然にその娘に嵌って行ったのである。
名前は、『アイリーン』
22歳で、独身ということだ。
小牧の案内でその店で飲んだ優二だが、彼は全然楽しめなかった。
ジュリアのことだけが、気に掛かっていたからである。
小牧は、皆にアイリーンを紹介し、リクエストをするように仲間に呼びかけた。
仕方がなく、優二は適当な娘を頼んだが、会話は少しもはかどらない。
好きな娘があってのKTVである。
どんな場末のKTVの娘でも、好きになれば通うものだ。
それはさて置き、話を元に戻そう。
気が付いてみれば、部屋の片付けをするのに、そんな時間になってしまっていた優二である。
優二は、遅い晩飯を食うべく、タクシーで『太虎』へと向かった。
岩崎に、突然に連れて来られた以前とは違い、優二はフィリピンについて、ネットで散々調べていた。
人間、何事にも興味を持てば、知識は広がるものだ。
フィリピン関連のブログも、沢山読んだ。
(大橋さんは元気かな・・・?)
彼も、ネット上では名物男である。
そう考える内に、優二は『太虎』に到着した。
『お、また来たの?』
大橋は、いつもの笑顔で優二を迎えてくれた。
店の中に入ると、優二は、両手では抱えきれないほどのお土産を、大橋に手渡す。
何しろ、以前の携帯電話盗難事件では、大橋には大変世話になったものだ。
『有難うよ!』
大橋は、それをそっけなく受け取りながらそう言った。
『ところで、南原さんは?』
優二は、それが気になっていたのである。
何しろ、ジュリアの真相究明を、彼に委託したのだから・・・
『奴なら、もう居ねえよ、何でも金が入ったから歯を治すとか言って、何処かの田舎に行ったよ。』
『そ、そうなんですか・・・?』
『何か、奴に用事があったの?』
『いえ、大したことはないんですが、少し頼み事をしたので・・・』
『ああ、奴に物を頼んだら駄目だよ、何もしやしないよ、あいつはいい加減だから・・・』
『ええ?、そうなんですか???』
『うん、頼んでお金を渡しても、何処かで飲んで終わりでさあね、まあ、無駄骨だったねえ・・・』
大橋は、取り付く島もないように、優二にそう言い放つ。
優二は、がっくりとしてそれを聞いていたが、それならそれで仕方が無い。
気を取り直して、飯を食うことにした。
『太虎定食は、有りますか?』
カウンターの上に掛かっている本日お勧めのメニューボードを見ながら、優二はそう大橋に聞いた。
優二の大好物の、ポテトサラダが付いてあると書いてあったので、それが食べたくなったのだ。
『うん、あるよ、おおい、太虎定食一丁!』
大橋が、大きな声で厨房に向けて声を掛けた。
そうして、次々と料理が運ばれてきたが、何故かポテトサラダがない。
代わりに、ひじきの煮付けが付いて来た。
『あのう~』
優二が、言い難そうに大橋にこう尋ねた。
『ポテトサラダは、付いていないのですか?』
大橋はそれを聞くと、立ち上がってこう宣言した。
『ポテトサラダは、明日になります!』
そう言い捨てると、優二が呆気(あっけ)に取られている内に、大橋は厨房の奥へと消えていった。
(意味が分からないが、まあ仕方が無い、ポテトサラダは明日にしよう・・・)
そう思い直し、ビールを1本頼んだ彼は、定食を平らげながらそれを飲んでいた。
その時である。
店の奥の席が、盛り上がっているのに気が付いた。
優二が振り返ってみると、何処かで見覚えのある男が、女の娘数人を連れて酒を飲んでいる。
『あ、あれは・・・』
(確か、ジュリアを連れて、お店に入って来た男だ。)
(何故、あいつがこんな所に・・・)
優二は、新たな胸騒ぎを、覚えるのであった・・・
続く・・・
縁故採用にはご用心・・・ [雑記帳]
この星、いやこの国の人達は、追加で命じられた仕事などを、極度に嫌がる傾向が有ります。
うちの会社の製品などもそうなのですが、新たな作業を、顧客先に強いなければなりません。
つまり、当然その作業は、そこの従業員の方がやるわけですね。
これを、実に嫌がるのですわ。
これでもかと言うくらい、拒否反応を示してくれますな。
その御蔭で、うちの製品の効果が疑われる結果になりました。
こまめなメンテナンスがないと、効果を得られない設計なので仕方が有りません。
最近では、その製品が無くても、効果を発揮出来るシステムを開発しました。
まあ、苦肉の策には違い無いですが・・・
さて、今日の話題です。
上記の話と、何処かで繋がって来ることでしょう。
縁故採用とは、コネ採用のことですね。
このコネ(縁故)採用には、大きな利点と大きな欠点が同居するのが厄介です。
では先ず、利点から述べましょう。
あくまでも、自分の経験からですが、忠誠心と最初の内のコントロールは、期待が持てますな。
縁故ですから、雇われる方も下手なことは出来ません。
紹介者に迷惑を掛けないという仁義は、ある程度心得ているようです。
しかし、これはあくまでも最初の内に限ってのことですわ。
後々、この縁故採用が仇になるのが、次に述べる欠点になります。
まあ、見ず知らずの人間を雇うのに、抵抗のある経営者は少なく無いでしょう。
ましてや、お金を扱う部署には、一応信用の出来る人間を雇いたいというのが本音ですね。
こうなると、どうしても縁故採用が重要視されるのも、不思議では有りません。
ある工場では、最初の頃の従業員を、殆ど縁故採用で済ませました。
まあ、嫁の家族とか親戚を、一族郎党ひっくるめて採用したのですな。
これは、結束力が高いですよ。
生産が追い付かなく、深夜までの残業が発生しても、厭わずにやってくれたそうです。
『これは正解だった!』
雇用主は、相当に嬉しかったそうです。
しかし、喜んだのはつかの間・・・
ある家族の身内に、不幸が発生しました。
フィリピンでは、冠婚葬祭及び地域の祭礼などが、仕事よりも優先されるのが常識です。
休みましたねえ・・・
一族郎党こぞって・・・(爆)
ましてや、死んだ人が田舎住まいだったため、殆どが長期休暇ですよ。
参列のためには、例え遠くでも行くのがこの国の人達です。
この傾向が、冠婚葬祭の度に続いたそうですわ。
堪らぬとばかり、その経営者は、それ以降の縁故採用をピタリと止め、通常採用のみに切り替えた
そうです。
でも、時はすでに遅しでした。
新たな従業員は、結束力の高い一族郎党に、すっかり押さえ込まれてしまったのです。
業績が好調で、従業員が増えてきたその工場では、新たな社則を設けて就業体制を一新しようと
考えました。
ですが、これに反発したのが一族郎党グループです。
新たな社則では、例え新入であろうが、結果を出せば昇進昇給できるシステムでした。
しかも、能力に応じて、配置換えも行われたそうです。
こうなると、旧勢力の一部の人間は、新たな仕事にも取り組まなくてはならなくなりました。
この人達には、これが我慢なりません。
一族の長が代表して、断固拒否の表明をしてきたそうです。
一番信頼してきた人達に反旗を翻され、経営陣は窮地に立たされました。
その工場は、莫大な浪費と浪日を費やして一族郎党を解雇し、その後の難を逃れたそうです。
相当な犠牲を払ったようですが、縁故採用が一番怖いと、そこの経営者は申されておりましたわ。
フィリピン人気質(かたぎ) [雑記帳]
とうとう、この人の息子さんまで逮捕されてしまいました。
しかし、父親が逮捕まで普通に付き合いますかな?
ニュースに依ると、お母さんまでが一緒だったそうですわ。(笑)
父親の方は終身刑を言い渡されましたが、今は返り咲いて市長を務めています。
この、いとも簡単に返り咲けるところが、如何にもフィリピンらしいですな。
判官贔屓というものは、この国でも存在するようです。
喉元過ぎれば、熱さも忘れるのでしょう。
逮捕されてしまえば、今度は可哀想に変わります。
こういう所は、寛大なのでしょうか?
話は変わり、今回はその息子がやはり汚職で逮捕・・・
これを何とか庇おうと、親がしゃしゃり出てきたみたいです。
でも、彼のキャラクターは良いですな。
元々、映画スターとして、国民には好かれていました。
しかし、そんな彼も、国の長になると途端に汚職まみれ・・・
担ぎ上げた人々が、利用するために大統領にしたのだから、仕方が有りません。
所謂(いわゆる)、神輿(みこし)には持って来いの人だったのでしょう。
使われるだけ、使われた感が有ります。
でも、そんな彼も、やはり人の親でした。
昨日は、予定通りの逮捕でしたね。
逮捕される前に、拘置所まで用意されていたのですから、当然の出来レースですが、流石に、この
逮捕劇に両親が付き添うと迄は予想しませんでした。
しかし、親ならば、例えどんな息子であろうとも、庇うのが当然というのがこの国です。
彼は、当然のことをしたまでですな。
日本なら、親は恥じて身を隠すでしょう。
逆に国民は、逮捕された息子に対して何もしない父親ならば、そこに疑問を抱くかも知れません。
幸い?にも、彼はアクションを起こしました。
でも、罪は罪です。
日本なら、そう断罪されるでしょうね。
しかし、ここがフィリピンの良い所であり悪い所でもあります。
庇い合いの精神は、罪を正(糺)すよりも重いのですな。
私は、客観論でこの記事を書いています。
善悪だけの判断では、この国の人は理解出来ないような気もします。
まあ、こういう行為はフィリピン人なら当然なのでしょう。
親子の情など、日本のそれとは比べものにはなりません。
ほぼ、一心同体と言っていいほどです。
倫理よりも、情のほうが優先されるのでしょうな。
個人的には、あくまでも錯覚と信じたいですが、それももう手遅れでしょう。
私も、こういう所が、美徳に思えて来ましたから・・・(爆)
ケーブル泥棒・・・ [雑記帳]
又々やられました。
2週連続、通算3回目の出来事です。
家のインターネットが使えません。
居るのですわ・・・
ケーブル泥棒が・・・(涙)
すっかりと、味を占めたのでしょう。
何れも、夜中の仕事です。
どの地区で盗まれているのかは分かりませんが、広範囲に渡ってネットと電話回線が使えません。
元通りに戻すのも、3日掛かりです。
これでは、通信会社も堪りませんな。
家はグローブなのですが、会社はPLDTです。
2年位前にも、会社の近くでも回線が盗まれました。
この時は、2週間に渡って不通でしたが、幸いなことにこれ以降は被害が有りません。
家の方は、ここ8ヶ月の間に3回、しかも2週連続です。
盗む方は、他人の迷惑などお構いなしなのですね。
対策も、毎夜毎夜見廻るしか無いでしょう。
何だか、堂々巡りですわ。
悲しい、現実ですね・・・
三日坊主! [雑記帳]
この国にも、沢山の法律や条例が有ります。
時には、古く決まった法律を引っ張りだして、新たな取り締まりを行うということも少なくは有りません。
路上での禁煙、ゴミのポイ捨て、ゴミの分別、排水規制、花火規制等、車のナンバー規制・・・
どれもこれも、最初のうちは取り締まるのですが、時が経てばそのまま放置ですわ。
まあ、最初のうちは取り締まりが強化されるのですが、その取り締まりが汚職に繋がるとか言って、そ
の内に有耶無耶になります。
この内の車のナンバー規制は、比較的守られていますが、ゴミのポイ捨て規制は、一体何処に行った
のでしょうかねえ・・・?
施行当初は、担当官が厳しく取り締まっていました。
500ペソの罰金だったのですが、捨てる人の数が多過ぎて、取り締まれなくなったのでしょうか?
まあ、取締官に50ペソでも渡しておけば、どうせお目こぼしですから、取り締まる方も取り締まられる
方も、イタチごっこに他なりません。
国民の手前、何かをアピールしたい気持ちは分かりますが、くじけるのも早過ぎますな。
これならば、法治国家というより放置国家です。(笑)
取締官の胸三寸で、違反の内容が変わるというのも、納得ができません。
又、罰金の金額も変わります。
知らずに、違反切符をきっているとしか思えないような取締官ばかりですよ。
自分の懐に入らない罰金なら、適当で良いのでしょうね。
話が逸れました。
兎に角、国家としても国民性としても、飽きっぽい人が多いです。
汚職追求にしても、次第に尻切れトンボになるのでしょう。
略奪罪で監獄に入れられた人でも、何年先かに、何処かの市長を務めることが出来る国です。
まあ、短気な人が多い割には、その後は寛容なのでしょうか?
それとも、忘れっぽい???
ああ、それで分かりました。
私にも、沢山の経験があります。
いくらお金を貸しても、返ってこない理由が・・・!(爆)
移住生活18年目を迎えて・・・ [雑記帳]
そう云えば、7年前にこのような記事を書きました。
読み返してみましたが、これは自分への教訓としても言えますね。
早いもので、フィリピン生活も18年目に入っています。
心が鈍していないか、今の貧を顧(かえり)みて、反省をしなくてはなりません。(苦笑)
さて、貧といえば、移住したての頃、ジョリービーの店舗などは数えるくらいしか有りませんでした。
最近では、狭いエリアにひしめき合うように店舗展開されています。
海外送金に依る恩恵で、中間層の増加に伴い、ジョリビーで食事が出来る人が増えました。
まあ、下層の人々が押し上げられて来たのですな。
モールで買い物が出来る人も増え、食事もついでにそこで取るのも常識になりました。
モールの賑わいは、年々眼を見張るものがあります。
昔は、買い物といえばパレンケ(市場)でしたねえ・・・
スーパーマーケットでさえ、少なかった時代です。
ティッシュペーパーやミネラルウオーターは、近所のスーパーには売ってなく、SMに行くしか手にはい
らなかったのを懐かしく思い出しますね。
もっとも、それらは直ぐに普及していきましたが、初期の頃は、湯冷ましの水を飲んでいましたわ。
もっとも、バクラーランだけがそうで、マカティ辺りだと事情が違ったのかも知れませんが・・・
ジープの初乗りが、1ペソの時代でした。
タクシーは、15ペソだったと記憶しています。
KTVのセットは、幾らだったかなあ・・・?(笑)
今の方が、安いような気もします。
若かった私は、髪の毛がまだ沢山ありました。(マジ)
何せ、30代だったですからねえ・・・
働き始めてから、毛が抜け始めました。
これは、一種のフィリピン病かも知れません。
P型脳炎の、副作用間違いなしです。
昼間は、仕事でストレス。
夜は、Pナちゃんにストレス。
これでは、毛が抜けない方がおかしいでしょう。
ははは、何だか取り留めのない日記になってしまいました。
皆さん、フィリピンで生活すると禿げますぞ!(爆)
1日百万長者!(ONE DAY MILYONARYO) [雑記帳]
昨日、タクシーに乗りました。
その運転手との会話です。
兎に角、目的地に付くまで、喋り通しの運ちゃんでしたわ。(苦笑)
『何か今日は、月曜日なのにえらく道が空いてるねえ・・・』
『当たり前でさあ旦那ぁ、今日は給料日明けですぜ!』
『給料日明けと道路が空いてるのと、どう関係が有るんだい?』
『ボス、大抵の人間が、15日の土曜日が給料日でげしたでしょ。』
『うん・・・』
『まあ、少し大きな会社では、土曜日は休みだから金曜日に給料が出まさあ・・・』
『フムフム・・・』
『そうなると花金だあ、男連中はパーと夜の街に繰り出しますな。』
『なるほど、なるほど・・・』
『そこで、先ずは給料の4分の1が無くなりやす。』
『ほう、それで?』
『家に帰って奥方に怒られ、残りの金は全部巻き上げられるってえ寸法でさあ。』
『ははあ、そんなもんかい?』
『へえ、世の中ってえのはそう言うもんなんで・・・、で、そうなったら、奥方も奥方だあ、金が入ったの
を良いことに、土曜日はショッピングへとしゃれ込みますな。』
『そいつあ、そうだな・・・』
『さいでげす、そこで奥方は、自分の服とか何とかをしこたま買い込みますんで・・・』
『亭主のことは棚に上げてかい?、そいつあ酷い・・・』
『まあ、そういう訳で、ここで給料の半分以上が消えちまうって現象が起こるんで・・・』
『おっと、現象と来たね。』
『へえ、さいで・・・、で今度ぁ日曜日が振るってる・・・』
『ほう、日曜日がどうしたい?』
『餓鬼共が騒ぎまさあ・・・、父ちゃん母ちゃん、おいら達を何処にも連れて行ってくんないのかい?』
『そりゃま、そうだな・・・』
『映画に連れてけだの、モールの遊園地に連れてけだの、それはもう喧しいことで・・・』
『まあ、泣く子と地頭には勝てないと言うからな。』
『旦那あ、地頭はねえでげしょ、ここはフィリピンですぜ・・・、ポリスとかMMDAとかと言って下さいよ』
『ああ、そうかい、すまんすまん・・・、それでどうなるんだい?』
『そう餓鬼共からせっつかれたんじゃあ親も堪らねえ・・・、仕方が無いから連れて行くしか有りません』
『フムフム・・・』
『というわけで、これで給料の殆どが、残らず消えてしまうってえ寸法でさあ・・・』
『ははあ、なるほどねえ・・・』
『まあ、金があるから連中の殆どがタクシーを使います、だからおいらも忙しかった。』
『で、今日はこれでさあ、連中この3日間で金を使い果たしもんだから、だ~れもタクシーなんぞに乗ろ
うとなんかしない、で見なせえ、走ってるジープは皆満員でげしょ、金が無くなった奴らは、皆ジープに
乗るしか手が無いんで・・・』
『いやあ、おまいさん凄い観察眼だねえ・・・、すると何かい、土曜日が給料日だと月曜日はタクシーに
とって、鬼門に当たるんだねえ・・・』
『へえ、そうなんで、あっしはこいつを1日百万長者現象と言ってるんで・・・』
『ほう、上手い言葉だねえ・・・』
『旦那あ、比国の人間は金が入ったら直ぐに使っちまうのが悪い癖だが、その中でも土曜日の給料日
ってえのが、家計に取って、どんなに危険なことかこれでお分かりでげしょう?』
と、まあ、以上が運転手との会話の内容でしたが、しかし、事実とすると生活が極端ですなあ・・・
この後、この運転手は、今日は早仕舞いをするわと悄気げていました。
週末が給料日と言うのは、フィリピン経済に取って、良いのか悪いのか謎ですねえ・・・!(爆)
フィリピン人は、フレックスタイム制がお好き? [雑記帳]
『8時だよ全員集合!』、などとは、もう言えないのですな・・・(笑)
以下、本日のまにら新聞より抜粋です・・・
『企業動向調査会社リージャスが実施した比人労働者の就業時間に関する意識調査で、78%がフレックスタイム制(変動労働時間制)を導入する会社を就職先として選ぶと回答した。また、同制度導入が従業員の労働意欲を改善させると答えた者の割合も75%に達した。(24日・タイムズ)』
フレックスタイム制とは、ウィキによると、『労働者自身が一定の定められた時間帯の中で、始業及び
終業の時刻を決定することができる変形労働時間制の一つである。』、とあります。
まあ、このフレキシブルタイムの時間帯に、出退社すれば良いのでしょう。
何とまあ、フィリピン人に取って、これ程有り難い制度は無いと思います。(笑、笑)
遅刻が、公然と許されるようなものですわ。
しかしまあ、これ程沢山の人が望む理由が分かりますね。
こうなると、絶対に朝早く出社して来る人間が居なくなるような気がします。
販売業や、接客業は無理ですな。
さて、一体何処のフィリピン企業が、このフレックスタイム制を導入しているのでしょうか?
是非、一度見学に訪れたいものです。
出来れば、朝一番の時間帯に・・・!(爆)
これぞフィリピンだ!(爆だけど怒!) [雑記帳]
ははは、皆さん明けましておめでとう御座います。
すっかりのご無沙汰でしたが、新年早々、又々この国に笑わせて貰いました。
実は昨日、イミグレーションに行ったのです。
アニュアルレポートという、1年に1回、ACRIカード(外国人登録証のような物)保持者が、入管に行き
顔見せをするのですが、通常であれば310ペソの手数料を払って直ぐ終わる手続きなのに、今年は、
何と終日掛かってしまいました。
新たなシステムに成ったことは人伝に聞いていましたので、用意を全て万端整えて行ったのですが、
いやいや、落とし穴満載の出来事でしたわ。
今回は、申請用紙4枚に記入しなければなりません。
嫁や子供は勿論、両親の生年月日まで記入しなくてはなりませんでした。
覚えている人は良いでしょうが、既に他界して年数の経っている場合などは、思い出すにも苦労が要
るでしょうね。
私はこの申請用紙を、イミグレのホームページからダウンロードして、全て記入の後出掛けました。
毎年のことですが、私はイントロムロスの本局ではなく、マカティの分局でいつも済ませています。
理由は、本局が混むからですが、今回は、マカティ分局も相当混んでいました。
で、先ずは申請用紙を窓口に提出します。
記入漏れが無いか、そこでチェックを受けました。
幾つか記入漏れが有ったのでそれを訂正すると、今度はその用紙を公証して来いと云われます。
本局には有りますが、マカティブランチには公証人事務所が有りません。
仕方がないので、マカティ市役所の近くまで行き、ノータライズして貰いました。
さ~て、それから分局に戻ります。
この時点で、既に2時間近くが経過しますた。
今度は、PCで私の以前のデータを検索し、照合する手続きに入ります。
すると、データに私の嫁の国籍が打ち込まれていないことが判明・・・
ここで、ペナルティか否やが議論されます。
あれれ、おかしいですねえ・・・
データにそれが漏れていたにしても、それはこちらの責任でしょうか?
ビサ(私の場合は配偶者ビサ)の取得時に、必要書類は全て提出して有ります。
打ち込み漏れが有るなら、それはそちらのミスでしょう・・・
そう思っていましたが、議論の上ペナルティは無しと決まりました。(笑)
しかし、打ち込み漏れは本人が本局に行って申請しないと駄目と言われたので、渋々本局へ向かい
ます。
本局では、17番の窓口に行くように言われたのでそこに行きました。
するとそこでは、46番の窓口の間違いだと言われ、長蛇の列を並びます。
並んだ挙句、そこの担当者には、37番の窓口ですと言われました。
(じぇじぇじぇ~)
30分以上も並んだのに、又々新たな窓口に並ばされます。
兎に角、仕方がりません。
そこでも30分近く並びましたが、そこで次のように言われました。
『あ、あなたのデータですが、別に問題有りませんよ。』
『はあっ・・・・・・・・・・・?』
私は、もう一度問い糾します。
『マカティ分局では、訂正リクエストを弁護士に作成して貰い、訂正後は、Iカードも再発行が必要に
なるからと言われ、1510ペソの再発行手数料も払ったんですけど・・・』
『ええっ?』
向こうも、驚いています。
私は、マカティブランチで貰った領収書を見せました。
担当者は、暫く悩んでいましたが、やがてこう言いました。
『ああ、あなたの次のIカードの更新は、2016年の10月ですね。 それまでこれは保管して置きなさ
い、その時にこの領収書を見せれば、更新料は要らないでしょう。』
『へっ・・・?』
何か、狐に包まれたような話です。
2016年10月まで、あと2年と10ヶ月・・・
その時まで、この領収書が効力を保つとは、到底思えません。
その時はその時で、必ず新たに徴収されるという確信が持てます。(爆)
(やられたな・・・)
私は、そう思いながら、本局を後にしました。
後で、最初から本局に行った人から聞くと、申請用紙に写真を貼り記入するだけで終わったそうです。
私の場合、パスポートのコピー(メインページと最終入国時のページの2枚)とI更新はカードの裏表
のコピーに、昨年のアニュアルレポートの領収書のコピーを全て4部づつ提出しました。
申請用紙も、勿論4部になるようコピーしたのですが、本局に行った人は、コピーすら必要なかった
ようです。
勿論、ノータライズ(公証)も必要ありません。
思うにこの宇宙では、本局と分局の間には、相当の壁が有るのでしょう。
何故、ここまでやることが違うのか・・・???
本局勤め出来ない、一種の腹いせすかねえ・・・(嘘)
分局に配属されるのは、島流しに等しいのかもしれません。
宇宙の墓場、マカティ入国管理分局・・・
来年からは、2度と行きませんぞ!(大爆)