日比結婚が、上手くいく方法を検証する! (後編) [検証]
さて、一昨日の前編、昨日の中編が終わり、いよいよ後編に入ります。
でもまあ、書けば書くほど、泥沼に入りそうですな。(笑)
元々、解決策など、有って無いようなものです。
以前の記事にも、そう書きました。
では、本題・・・
『貴方は、家族ではない』
これは、自己防衛から来る『虚勢』ではないとかと書きましたが、ブロ友からそれは違うとの指摘を受けました。
『虚勢ではなく、正しく本音』だと・・・
実は、そうだとも言え、そうでないとも言えるのです。
この記事の時も、そうでした。
比妻は、一旦感情的になると、言語に見境いが有りません。
罵詈雑言(ばりぞうごん)が、山程出ます。
しかし、旦那の方も、負けてばかりはいられませんや。
目には目を、言葉には言葉をで、お互いが罵り合う結果が、多く見受けられます。
仕方のない事ですが、お互いの理解が全く足りていません。
理解とは、お互いが歩み寄ることでは無いですし、議論で打ち負かすことでもないですね。
お互い、育った環境が異文化です。
国際結婚は、異文化と異文化が接触するのですから、摩擦の発生は必然と言って良いでしょう。
それを、一方的にどちらかが合わさそうとするから、相手が猛反発するのです。
以前の私の結婚は、日本での生活が始まりでした。
ところが、今の嫁との生活は、一から比国です。
日本で暮らす場合は、ある程度日本の文化や習慣に、馴染んで貰うのは当然でしょう。
で、なければ暮らせません。
私は、比国に移住した3年後に、今の嫁と結婚しました。
つまり、ある程度、比国の文化に馴染んだ後に結婚したのです。
これは、ある意味大きかったと実感しています。
タレントと結婚し日本で暮らす場合、如何に彼女に来日歴があるとはいえ、一般生活となると戸惑うでしょう。
日本人が、観光で何度も比国を訪れていても、現地で暮してみない限り、分からないことが多いのと同じですね。
その分からない者同志が、結婚するんですよ。
極論を言えば、無謀です。
でも、好きで好きで堪らないから結婚をする・・・
恋は盲目ですから、それはそれでおめでたいのでしょう。
しかし、そのまま突っ走ったままで、本当に良いのでしょうかねえ・・・
では、結婚後のお互いの不安を払拭して置くために、こういうのはどうでしょうか?
結婚する前に、お互いが誓い言をしておくのです。
まあ、原点をはっきりとしておくのですな。
① お互いがお互いの文化を、理解する努力をすること。
② 但し、生活に必要以外の自分の文化を、決して相手に強要しないこと。
③ 喧嘩をしても、必ず1時間後にお互いが話し合うこと。
こんな、簡単な事でもよいでしょう。
(何とまあ、幼稚なことを・・・)
そう思われる方も、多いでしょうね。
でも、好きで好きで堪らないから結婚するんですよ。
それが、原点でしょう。
何でも良いから、兎に角自分達が、原点に戻れる準備をしておくのです。
結婚を決めた時に、相手にそれを見せ、納得して貰ってから結婚するのです。
出来るなら、神前でも仏前でも良いですから、二人がそこで誓うべきですね。
如何に、てんぷら仏教徒や見せ掛けキリスト教徒でも、神聖な場所で誓ったことは、少しは覚えているでしょう。
と、ここまで書きました。
となると、当然読者の皆さんは、こう思うでしょうね。
『結婚して長い俺達は、どうしてくれる?』
原点を作ってないでしょうから、修復は大変でしょうな。(笑)
でも、思い出は必ず有るはずです。
写真が有るでしょう、写真が・・・
その写真を見ながら、その当時のことを振り返るのも一つの手ですね。
あの頃を思い出しながら話をすれば、キッカケ位は作れるような気がします。
まあ、戻りたくない人は別ですよ。
又、一方的に相手を屈服させたい人も、もう無理ですね。
もう一度やり直したい人は、新たな誓いをするのも良いでしょう。
今迄、何の波風が起きなかったご夫婦も、如何ですか?
『転ばぬ先の杖』で、この際、原点の確認作業を夫婦で行う・・・
喧嘩の原因は、人さまざまです。
しかし、その根底には、相手の文化を理解していないという、欠陥が有るのです。
相手が、自分の事を理解して呉れないと嘆くより、自分が相手のことを理解していない方が問題ですね。
繰り返し言いますが、これはお互いにですよ。
一方的な理解ではなく、あくまでも相互理解ですね。
相手を納得させる、努力を怠ってはいけません。
長々と、書きました。
最後に、皆様の夫婦生活が、より良いものとなるように、お祈りしております! アーメン!(爆)